ドライアイは、涙の量や質が変わることで眼球の表面に障害が起きる眼の病気です。また、症状が軽いうちは病気の進行に気づきにくいので自己判断は禁物です。
涙の「量的な異常」は、涙の量が十分でないというという異常です。涙が十分に出ないために目の表面が乾いてしまい、ドライアイの症状を生じてしまいます。
涙の「質的な異常」というのは、涙の性質が変わってしまうという異常です。このため涙の働きが不十分になってしまい、ドライアイの症状を生じてしまいます。
視力検査などの基本的検査のほか、涙の量や質がどのような状態にあるかを検査します。
また、細隙灯顕微鏡で傷の有無や程度をチェックします。
点眼薬の使用によって目の保水性を高め、角膜の傷を修復することが基本となります。
ドライアイの治療に使われる点眼薬としては
1.目に水分を補給するもの
2.目の湿り気を保つもの
3.目の潤滑を良くするもの
4.ドライアイによってできた傷を治すもの
5.炎症を抑えるもの
などがあり、ドライアイの種類や程度によって処方される点眼薬は変わります。